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フォト俳句(19)『禅寺に逸話ありけり鶯宿梅』
村上天皇の御代に清涼殿の梅の木が枯れたために紀内侍(紀貫之の娘)の家の梅の木を移し替えさせたところ、枝に "勅なればいともかしこし鶯の宿はと問はばいかが答へむ” の歌が結びつけてあり、これを読んだ天皇は深く恥じたという故事があります(大鏡第6巻)。
Updated Date : 2023-01-17 20:22:34
Author ✎ さくらがい
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紀貫之の娘・紀内侍が住んでいた屋敷跡は西ノ京の選佛寺である。奥庭には「鶯宿梅」の古木も残っている。一方移転を繰り返した相国寺の塔頭・林光院にも鶯宿梅の残種がある。(両寺とも通常は非公開)。
西ノ京にある「選仏寺」の「鶯宿梅」
紀内侍(紀貫之の娘)が住んでいた屋敷跡。梅の花数は少ないが、古木の幹に歴史の重みを感じさせる。 (上京区 御前通西裏上下立売上る北町581)
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林光院の梅
林光院は3回の移転を経て相国寺の境内に落ち着いた。内庭に咲く「鶯宿梅」の残種は見事な紅白梅で開花期に一般公開されることもある。 (上京区相国寺門前町701)
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選仏寺
35.023575005096035
135.7330123521388
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35.023575005096035,135.7330123521388,0,0,0

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林光院
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