鴨川運河の逍遥~その11(最終回)
「曙橋」から「伏見みなと橋」まで16橋あるが、遊歩道は大手橋の左岸から南以降を除いて通行不能の箇所があるので注意を要する。 川べりには旧家の面影を残す住宅や伏見の酒蔵などが点在する。
Updated Date : 2019-02-04 12:06:42
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津知橋
津知橋下流の制水門と閘門
鴨川運河の本流に架かる「津知橋」の下流には制水門と閘門があり、堤防を高くするなどして豪雨時の宇治川の逆流に備えた対策がなされている。 川筋からの視点を広げると歴史を秘めた寺院、遺跡などが数多ある。
この上流から西に放水路が流れ東高瀬川に合流している。
その間に8つの橋が架かっている。
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津知橋下流の制水門と閘門
34.943655394307115
135.7632940295207
34.943655394307115,135.7632940295207
であい橋
であい橋
三つの川の合流点。右奥に角倉了以の顕彰碑が建っている。
十石舟がここを往復している。
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であい橋
34.92978408852858
135.75618038041284
34.92978408852858,135.75618038041284
伏見の遺跡、寺院、酒造工場など。
「丹波橋」の近くには織田信長が寄進したという仏像のある勝念寺、「土橋」の南には薩摩藩勤皇党・有馬新七など九士の墓や天明の伏見義民の遺髪塔のある大黒寺(通称薩摩寺)などがある。 さらに玄忠寺には夏目漱石の「坊ちゃん」の赤シャツのモデルといわれる西川忠太郎の墓などもある。 「下板橋」の東には薩摩島津藩の屋敷跡碑があり篤姫も宿泊したという。 坂本竜馬が寺田屋騒動で避難した場所でもある(写真左下)。 また両手を負傷した彼が救い出されるまで避難したという材木小屋跡を示す石碑も 「大手橋」のたもとにある(写真右上)。 川べりには旧家の面影を残す住宅や伏見の酒蔵などが点在する(写真右下)。
東高瀬川寄りになるが伏見のランドマークともいえる松本酒造の煙突と工場も見逃せない(写真左上)。
かつての港町伏見の情緒を楽しむには十石船で美しい水辺を巡るコースがお勧めである。 「寺田屋」に近い乗船場から三栖の閘門まで往復(約40分)三栖の閘門で下船して見学もできる。
壕川は「であい橋」までだが、二つの川と合流して「肥後橋」、「伏見みなと橋」を経由して三栖の閘門に至り宇治川に合流する。
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津知橋~伏見みなと橋
34.93062147252565
135.75680694601033
34.93062147252565,135.75680694601033
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