日本初の護摩祈祷道場 『雙林寺』
天台宗宗祖・伝教大師最澄の創建と伝わる。大師が唐から帰朝後、宮中で天下泰平の大祈祷を行ったのがわが国初の護摩供である。祇園の円山公園に近いこの場所が唐の沙羅双樹林寺に似ているなどが当寺の名の由来となる。本尊の薬師如来は最澄の自刻で様式から9世紀の制作とされている。かっての広大な寺領は影を潜めている。
Updated Date : 2021-04-10 15:08:34
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雙林寺の本堂
今年は伝教大師没後1200年の大遠忌にあたることから、2021年春の京都非公開文化財特別公開に参加した。
だがコロナの感染予防からすべての寺社が4月12日~5月5日拝観休止となる。
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本尊・薬師如来坐像(重文)
カヤの木の一本造りの等身像で豊かな体躯に迫力がある。
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供養塔
左から頓阿法師、西行法師、平康頼。この三名はかつてこの地に庵住したという。本堂の南西の飛地(境内地)には西行堂が建っている。
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